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完了期の離乳食

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四つバイで自分の思うまま自由に動きまわりながら背骨や腰椎もしっかり鍛えてきた赤ちゃんは、床に手をつき、自分の足腰の力で床から立ち上がり、一歩を歩み出します。
舌を使って食物を歯ぐきのほうに運びカミカミが上手にできるようにもなり、「ワンワン」「マンマ」など声が意味のある言葉になってまわりの人たちとコミュニケーションをさらに深めていきます。

この頃になると食物の味や認識する力も高まり、個々の好みも出てきます。偏食がおこりやすい時期でもありますが無理せずゆっくりすすめましょう。また、見た目にもおいしそうなものに手をのばし友だちや上の子が食べているものをほしがったりします。

社会的思考が広がるこの時期に今までの一品食べ(食材一つ一つゆでてあげる)から調理形態の混ざり合ったより複雑な味を取り入れ、味覚の幅を広げていきます。
味付けも塩・しょう油・みそや出し汁で薄味に調味して食品の旨味を引き出します。

1歳3ヶ月ぐらいから第2臼歯がしっかり生えそろう3歳ぐらいまでを離乳食完了期とします、そしゃく力や内臓の諸器官の働きは未熟でアレルギーなどの症状も起こりやすい時期です。肉、油、砂糖、牛乳、卵などはできるだけ避け、与える時も少量ずつ赤ちゃんのアレルギー症状や下痢、便秘などの様子に留意しながらすすめましょう。
                                   by yuri

by hahhanonkidane | 2008-06-08 22:46 | ■離乳食 | Comments(0)

カミカミ期(9ヶ月~12ヶ月)の離乳食

カミカミ期
 四つバイで進みながら、ますます好奇心探究心を高めてきた赤ちゃんの興味、関心は横への広がりから縦へと、さらに世界を広げていきます。ハイハイで鍛えた背骨や腰は、テーブルなどにつかまり自分の足で体を支えられるようになっていきます。
 この頃には、舌は左右に動かすこともできるようになり、口に入れた食べ物の固さにより歯茎の方に運んで食べることもできるようになります。手指の動きがさらに緻密になるので1cmぐらいのさいの目にしてあげると親指と人差し指でつまんでたべるようになります。自分の興味を持ったものを指差してまわりの人に共感を求めるようになります。食事もなるべく家族と一緒にとるようにして「おいしいね」などと言葉かけしてあげましょう。

カミカミ期の離乳食
《穀類》

 米 雑穀 小麦粉製品など回転させてすすめます
《魚類》
 色々な魚介類を回転させてたべさせましょう。湯でこぼして身をほぐす程度
 で食べられるようになります。青背魚は、アレルギー症状を示すことが多い
 ので注意しましょう。
《豆類》
 大豆にアレルギー症状がなければ納豆などもたべさせて良いです。豆は
 ただ煮ただけでかなり甘く感じています。砂糖等は入れないで良いです。
《野菜類》
 色々な種類の野菜を茹でて食べさせましょう。親指と人差し指でつまめる
 大きさにしてあげると、手指の動きをうながします。
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左がのりと小松菜。右が右回りに白米(おにぎり)、白身魚(鯛)、人参、大根、じゃがいも。

 きのこ類海藻類(わかめ ひじき 昆布 のり)繊維の太い葉菜類などはみじん切りにしスープにして薄い塩味に調味します。
 肉類 卵 牛乳 乳製品は1歳を過ぎてからアレルギー症状に気をつけて少量ずつすすめましょう、私が勤務している保育園では2歳すぎまで給食には使用しません。
              by yuri

ゴックン期、モグモグ期はこちら
■ゴックン期(5~6ヶ月)   ■モグモグ期(7~9ヶ月)

by hahhanonkidane | 2007-09-23 23:51 | ■離乳食 | Trackback | Comments(0)

モグモグ期(7ヶ月~9ヶ月)の離乳食

モグモグ期の発達
 ずりバイをしながら、目的地に向かって進んでいた赤ちゃんは、やがて膝をつき、手のひらをしっかりと床につけて、さらに早く四つバイで進むようになります。目的地で「どっこいしょ」と自分の意志でおすわりの体勢になることができます。

 この頃になると、舌を上下に動かし、上顎と舌で物をつぶして食べます。モグモグしながら飲み込むのにちょうど良い食塊(食のかたまり)を舌の上に作り、ゴックンと何回かに分けて飲み込むという食べ方を獲得していく時期です。まだ、上手ではないので時々大きすぎて喉に詰まらせることがあるので気を付けましょう。赤ちゃんが上顎と舌でつぶせる硬さは、大人が親指と人差し指で簡単につぶせる硬さくらいです。

 また、自分で見てほしい物を手に取り、口元まで運ぶことが自由にできるようになったら、どんどん「手づかみ食べ」をさせてあげましょう。手指の動きを促します。自分で食べたいものを自分で取って口にすることは、赤ちゃんの人格形成上も大切なことです。

モグモグ期の離乳食
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上段左から、ほうれん草、キャベツ、白身魚(鯛)
下段左から、のり、人参・大根・白米・じゃがいも

》 五分粥~軟飯(おにぎり状にすると手に持って食べられます)
小麦》 小麦にアレルギー症状が出なければ、週に1~2度、主食として使っても大丈夫です。市販のパンには油脂や砂糖が入っている物もあるので気を付けましょう。
大麦》 オートミールなども時間がない時には便利です。
雑穀》 あわ、ひえ、きびは抗原度も低く、離乳期に使用するのにおすすめです。米と同じ形で使用します。
野菜類
 根菜類-スティック状にしてやわらかくゆで、赤ちゃんが手に持って食べられるようにすると良いです。
 葉菜類-線維も多く、まだかみ砕くのはできないので、細かくきざみ、よくゆでてスープなどであげると良いです。
 果菜類-野菜の中でも、種を一緒に食べる果菜類(きゅうり、ナス、トマトなど)は抗原度が高くアレルギー症状を示す赤ちゃんもいますので気を付けましょう。この場合は火を通すと防げることもあります。
たんぱく質性食品
動きが活発になってきた赤ちゃんは、ミルクや母乳だけではたんぱく質は不足してきます。アレルギー症状に気を付けて、たんぱく質性の食品は必ず入れましょう。
 -たち魚、金目鯛、カレイ、タラ、サワラ、舌平目、鯛などの白身魚から始めましょう。食べた後、1~2日くらいの間に、湿疹や下痢などアレルギー症状が出るようなら控えて他の魚にしましょう。
 豆類-金時豆、花豆などから始め、アレルギー症状がなければ、大豆、大豆製品なども入れましょう。

3月21日の離乳食記事でも書いた通り、味付けはしません。出し汁(昆布や鰹節など)も入れません。食材の美味しさをそのまま赤ちゃんに伝えましょう。いろいろ混ぜないで、一品ずつゆでてあげるのが望ましいと思います。   by yuri

by hahhanonkidane | 2007-07-24 21:30 | ■離乳食 | Trackback | Comments(0)

離乳食は赤ちゃんの発達に合わせてゆっくりすすめましょう

離乳食のすすめ方

ゴックン期(5~6ヶ月)
■発達のめやす   寝返り→ずりばい
■舌の動き      前後運動、口唇食べ
■回数         1日1回
■食品の形状    とろり~ドロドロ
■食品の種類    淡色野菜、穀類、緑黄色野菜、芋類、海草類

モグモグ期(7~9月)
■発達のめやす   ずりばい→たかばい
■舌の動き      上下運動、舌食べ
■回数         ~2回
■食品の形状    上顎と舌で潰せる硬さ
■食品の種類    ゴックン期 + 白身魚、小麦粉製品、きのこ類
             (アレルギー症状に留意)

カミカミ期(10~12ヶ月)
■発達のめやす   たかばい→歩行
■舌の動き      左右運動、歯茎食べ
■回数         ~4回
■食品の形状    歯茎で潰せる硬さ
■食品の種類    モグモグ期 + 大豆、大豆製品、果実


ゴックン期(5~6ヶ月)の離乳食

「食べる」ことは学習することによって獲得される行為です。今まで口をあけて母乳を飲んでいた赤ちゃんが、自らの意志で上唇と下唇をとじ、舌を前後に動かし”ゴックン”と飲み込みます。
この時期の赤ちゃんは、寝返りからずりばいへと身体をうごかせるようになります。
『たべたいなあ』という気持ちが赤ちゃんの中で生まれた時が、離乳食を始めるのに最も良い時期です。お父さんや、お母さんが食べているのをじっと見たり、よだれを出したりします。野菜スープでスプーン練習が終わったら、本格的に離乳食をスタートさせましょう。

【穀類】
 よだれが出始めるのは糖質を分解するプチアリンという酵素が出ている合図です。
 米、小麦、きび、あわ、ひえなどの雑穀をおもゆ状に炊きます。
 炊飯器で普通に炊きあげてから、7~10倍の水を加えて鍋でおもゆ状にして作ります。
 ※米や小麦にアレルギー症状を示すこともあるので注意しましょう。

【緑黄色野菜】
 お母さんの体内から、持って生まれた貯蔵鉄も6ヶ月を過ぎるとほぼ消失していくそうです。
 離乳食で鉄分を補う必要があります。鉄分を含む緑黄色野菜を離乳食に入れましょう。

 根菜類-にんじん
 果菜類-ブロッコリー、かぼちゃ、オクラ、ピーマン、いんげん、トマト など
 葉菜類-ほうれん草、小松菜、チンゲン菜、大根葉、カブ葉、ニラ など

 作り方は、【淡色野菜】(07/3/21記事)と同じです。
 ほうれん草、小松菜、大根葉、カブ葉などは一度ゆでこぼし、水にさらしてからみじん切りにして、さらに10倍程度の水と一緒に鍋に入れてコトコト煮て作ります。   by yuri

by hahhanonkidane | 2007-05-03 10:23 | ■離乳食 | Trackback | Comments(0)

食べる5つの基礎力

e0117516_032681.jpg乳幼児期に育てたい食べる5つの基礎力

1)食物を消化・吸収させる力
 ヒトは、食物を体内に取り込み、消化・吸収することで生命維持・成長・発達させていきます。

2)咀嚼力を高める
 咀嚼力(噛む力)を高めることは、《食物を消化・吸収しやすい形にできる》《唾液の分泌を促し、消化を助け、虫歯の予防になる》《脳内物質の分泌を促進し、自律神経をコントロールする力を育てる》《運動能力を向上させる》などにつながります。

3)おいしいと感じる力(味覚を阻害させない)
 味覚は、身体に有害なものを察知し、有益なものを取り入れ、健康を守る信号でもあります。
 広範な食べ物を『おいしい』と感じる力を育てましょう。

4)健全な食欲を育てる
 生活リズムと生体リズムを一致させること、『くいしんぼう』に育てましょう。

5)食の自立への方向付け
 自分の健康を自分で守る。人間として生きるために食べる。
                                     by yuri
 

by hahhanonkidane | 2007-05-02 23:00 | ■離乳食 | Trackback | Comments(2)

離乳食は淡色野菜のスープからはじめましょう

◆なぜ淡色野菜からはじめるの?◆
離乳食は、赤ちゃんが母乳やミルク以外で初めて出会う味です。人格形成上もとても大切な出会いです。淡色野菜は味が淡泊で、味覚の形成を始める第一歩にふさわしい食材です。
淡色野菜は食物線維が豊富で、腸のぜん動運動を促してくれます。離乳食は母乳やミルクの時と腸の動きが変わるので、便秘になりやすかったりしますが、食物線維をとることで便秘を予防してくれます。
淡色野菜は抗原度(アレルギーの原因となる可能性)が低く、赤ちゃんの体質にやさしい食材です。

◆野菜を選ぶ◆
なるべく旬の野菜で、農薬があまり使われていない物がおすすめです。できれば輸入物を避け、なるべく身近なところで作られ、生産者がわかっているのが理想的です。
淡色野菜にはこんなものがあります。
 葉菜類   キャベツ、レタス、白菜、水菜、長葱 など
 果菜類   きゅうり、ナス、冬瓜、カリフラワー など
 根菜類   大根、かぶ、玉葱、筍、れんこん、ごぼう、ホワイトアスパラガス など
 その他   もやし、貝割れ大根 など

◆なるべく同じ物を続けない◆
なるべく同じ野菜を続けないで、3日から5日を1クールで回転させましょう。
 例1)  月-大根、火-キャベツ、水-玉葱、木-白菜、金-かぶ
 例2)  月-大根、火-大根、水-玉葱、木-玉葱、金-白菜、土-白菜

◆作り方◆
野菜をみじん切りするか、おろし器でおろします。
鍋に野菜の量の8~10倍くらいの水を入れ、火にかける。
水が沸騰したら火を弱め、コトコトと煮る。10分以上煮ると野菜の旨味が出ます。
中の野菜だけすくって、野菜をすりばちに入れてすりつぶします。
それに煮込んだ野菜汁を足してできあがりです。
赤ちゃんの飲み込む力の発達の度合いにより野菜汁の量で濃度を調整します。最初はトロトロからだんだんドロドロ状にしていきます。

味付けはしません。出し汁(昆布や鰹節など)も入れません。野菜の美味しさをそのまま赤ちゃんに伝えましょう。野菜はいろいろ混ぜないで、一品ずつゆでてあげるのが望ましいと思います。
赤ちゃんの一人分だけ作るのはかえって難しいので、多めに作って冷凍しておいてもいいでしょう。製氷皿でキューブ状に凍らせておくと、後で使うときに便利です。2週間から1ヶ月以内には使い切りましょう。残ってしまったら処分して、また新しく作り保存しましょう。 by yuri

e0117516_13193568.jpg左がキャベツのスープ。
右が大根のスープ。

by hahhanonkidane | 2007-03-21 13:51 | ■離乳食 | Trackback | Comments(0)

離乳食とは

 離乳食とは、ヒトとして自立する一歩。しっかり二足歩行ができるまでの期間に成長発達に合わせてすすめるかられるための事です。

 寝返りをうつ、よだれが出る、原始反射(探索反射,補促反射、吸啜反射、嚥下反射)が消失する、などの赤ちゃんからの合図を待って離乳食を開始します。個人差はありますが、6ヶ月から7ヶ月のあいだであることが多いです。

 人見知りが始まる時期に外界から母乳やミルク以外のものを取り入れることは、赤ちゃんの人格形成上も、とても大切なことです。

 赤ちゃんが初めて口にする離乳食は淡色野菜のスープをおすすめします。味が淡泊で、大人以上に敏感な赤ちゃんの味覚を育てるスタートに適していること、食物繊維が豊富で腸管の動きを促すこと、アレルギー予防からアレル源の抗原度が低いこと、などの理由です。

 離乳食は、味付けをせずに、一品づつ調理して食品本来の味を伝えること、アゴの動きや歯の生え方、全身運動の発達に合わせた形態にして咀嚼力を促すこと、空腹感と満腹感を日々繰り返し、生活リズムと生体リズムを一致させ、食欲を育てることがとても大切です。  by yuri

by hahhanonkidane | 2007-02-17 21:41 | ■離乳食 | Trackback | Comments(0)